弊社がJICAより業務委託を請け実施中の“インド国北東州減災・防災能力強化支援業務”の第1回本邦研修が５月13日～5月24日に実施されました。インド中央政府機関の行政職員のほか、バングラデシュやネパール、ブータンなどと国境を接する北東部アッサム州を中心とした地域から学術機関の専門家、各州の防災関係部門の地方政府職員、総勢14名が参加しました。研修内容は洪水、土砂災害、地震を対象災害種として防災に関わる日本の行政・管理システム、法令・基準の運用、リスク管理や対策工設計施工に関わる技術を机上講習、現場見学を通して学ぶもので、最終日には自国での防災事業普及に関わる研修プログラム案や事業実施についてのアクションプランを受講者チームが発表しました。
今後は、インドに帰国して今回の研修受講者が講師および運営サイドとなった研修を実施します。2025年と2026年には、洪水、土砂災害、地震からそれぞれ対象災害種を絞り込んだ上で、より詳細な内容を含む本邦研修が予定されており、これらを踏まえて、3年後にはインド側で独自の研修プログラムの確立を目指します。

群馬県富岡市地すべり現場見学

アクションプラン発表会