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海外水資源事業

Overseas Water Resources Business

給水事業

給水事業 ESS 株式会社地球システム科学の画像

ESSは、ハード及びソフトの両面において、
効率的かつ持続的な給水インフラ
開発技術の向上支援を行っています。

SDGsのターゲット6.1「2030年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する」を実現するため、各国は給水事業の推進に取り組んでいます。
開発途上国では、施設整備の財源の不足に加え、給水の法律、制度や、給水開発を担う行政組織の能力の不足が、給水事情改善の障害となっています。
ESSは、ハード及びソフトの両面において、効率的かつ持続的な給水インフラ開発技術の向上支援を行っています。

地域水道開発事業

地域水道開発事業 ESS 株式会社地球システム科学の画像地域の水循環のシステムをうまく取り込んだ水源を利用し、地形、需要構造、居住形態等の村落の成り立ちの違いを反映した給水施設を建設し、住民の参加により事業運営ができる規模の水道事業を計画します。ESSは、このようなコンセプトに基づいた地域水道を提供し、これまで施設の運営・維持管理に問題の多いアフリカ諸国においても、持続的な給水事業を成功させています。

施設の建設後は、住民により水利用組合が結成され、定期的な運営・維持管理活動により事業収益を得ることができます。このプロセスは、住民のソーシャル・キャピタル(Social Capital:社会関係資本)を形成させ、水事業へのフォーマルな参加を促進します。住民の水事業への参加は、施設の持続性のみならず、地域の水資源管理にも大きく貢献しています。 また、ドナー間の援助協調によるセクター・ワイド・アプローチ(Sector Wide Approach)が取り入れられたアフリカでは、地方分権化が進んでいます。地方分権により新しく水道事業実施機関になった地方自治体の事業実施能力向上は、アフリカ諸国の課題です。ESSは、このような地方自治体の水道事業実施能力向上プロジェクトにおいても早くから取り組み、評価の高い成果を上げています。

持続可能な施設設計

持続可能な施設設計 ESS 株式会社地球システム科学の画像1990年代までに、アフリカ諸国の地方部では、地下水を水源とする数多くの給水施設が建設されました。しかしながらその多くは、不適切な維持管理により、ひとたび故障が発生すると放置されているのが現状でした。その後の開発援助の動向は、継続的な維持管理が可能な施設・維持管理体制の構築にも重点がおかれました。

給水施設の不具合は、制度上、機械的または地域条件等の様々な条件に起因しますが、直接的には、維持管理の費用を住民が支払えないことが原因となります。

ESSは、住民による維持管理が過剰な負担とならないように、極力建設コストを縮減すること、再生利用エネルギーの利用等による運転費用の軽減、定期的な部品交換等の長期化によるメンテナンスフリー技術による、持続可能な設計を追求し、提供します。

持続可能な維持管理体制構築

持続可能な維持管理体制構築 ESS 株式会社地球システム科学の画像給水施設は、水源井戸、配管、タンク、公共水栓から構成されています。そのため、適切な維持管理を行なうには、土木、電気、機械等様々な分野に関する知識を有し、統合的な故障診断をすることができる技術者が必要となります。また、維持管理活動の障害は、維持管理活動だけではなく、その前段階である建設工程や設計工程に起因することも少なくありません。したがって、維持管理のモニタリング結果を建設工程・設計工程にフィードバックすることにより、トータルシステムを継続的に改善していくことが、持続的な給水開発の実現には必要不可欠な活動となります。

ESSは、調査・設計、施工監理、維持管理支援の豊富な経験とノウハウを活用し、持続可能な維持管理体制確立のための、人材育成や維持管理機材の選定・調達等の技術サポートを行ないます。