パルサー(PULSAR) 超音波速度計測 パルサー(PULSAR)超音波音速計による非破壊調査とは 超音波音速計で2点間の超音波伝播時間を計測し、2点間の距離から部材の超音波速度を自動演算、表示します。 コンクリートの超音波速度と圧縮強度には相関関係が有り、コンクリート強度を評価することができます。柱や梁、桁等でのコンクリート強度評価に適しています(最大2m程度まで)。 また、ひび割れを挟んでセンサーを設置することにより、ひび割れ深さの調査ができます。 PULSAR機材 PULSAR測定状況 パルサー(PULSAR)超音波音速計 Acoustic Control Systems社(独)の超音波音速計PULSAR A1410を使用します(周波数50KHz)。起振側センサーと受振側センサー一体の本体をケーブルで繋ぎ、対象を挟んで超音波速度を計測します(データはBluetoothでタブレットに転送)。センサーは起振側、受振側共に7個のスプリング付きドライカップリング(DCP)センサーを採用しているため、水や油などの接触媒質は不要で、測定面の凹凸にも対応できます。 透過法、及び表面2点法での計測が可能です(最大2m程度まで)。 超音波速度試験 コンクリートの超音波速度と圧縮強度には相関関係が有り、コンクリート強度を評価することができます。柱や梁、桁等でのコンクリート強度評価に適しています(最大2m程度まで)。 圧縮強度の推定式 超音波速度とコンクリート強度の評価基準 【橋桁計測概念図】 【支柱計測概念図】 ひびわれ深さ調査 ひび割れ近傍の健全部でそれぞれ1回ずつ基準時間及び基準速度を測定します。次に亀裂を跨いでセンサーを設置し超音波伝搬時間を測定することによって健全部及びひび割れ部の伝搬時間の差異から、ひび割れ深さを解析します。 ひび割れ調査状況 超音波速度試験状況 (受振側)